パーソナルピラティスお役立ちコラム

ピラティスでメンタルが向上する? ホルモンや自律神経との関係について解説します

2024年8月8日

ピラティスはメンタルにもいいと知ってましたか?ピラティスには自律神経を整える効果があり、身体の内側もケアする力があるんです。ピラティスがメンタル向上につながる理由や、ホルモン、自律神経との関係について解説します。運動不足の解消やダイエットだけでなく、メンタル面にも効果的なピラティスは女性におすすめのエクササイズです。

ピラティスがメンタル向上に良い理由

ピラティスをすることで、ストレス軽減や自信の向上、さらに睡眠の質を上げるなどの効果が期待できます。メンタルにいいとされる理由を具体的に見てみましょう。

呼吸法によるストレス軽減(コルチゾールの軽減など)

ピラティスは呼吸法を意識しながらエクササイズを行っていきます。ポーズと呼吸を合わせ少しずつ動いていくのが特徴ですが、その繊細な呼吸と動きに集中することで瞑想と同じような状態になるといわれています。呼吸で心を整えながら、今の感情や気持ちを整理することができ、コルチゾール(ストレスホルモン)の分泌を抑えメラトニンの分泌を促すといわれています。 ピラティスは「動く瞑想」と呼ばれることもあり、マインドフルネスのような効果が感じられるのです。

自分の体の状態に気付くようになる

自分の身体と向き合いながら動いていくピラティスでは、身体の繊細な変化にも気づけるようになります。たとえば、同じポーズでもスムーズにできる日とそうでない日がありますよね。ただの出来ない日として見過ごさず、「昨日頑張ったから今日は疲れているんだ」と気づけたり、逆に「筋肉が付いて動けるようになってきた」とポジティブな変化にも気づけるようになります。今までは気付かなかった些細な変化にも気づけるようになることで、自分を大切に思えたり自己肯定感の向上にもつながります。

姿勢の改善と自信の向上

美人なモデルやスタイルがいいといわれる人に、猫背の人はいません。姿勢が悪いと、十分に酸素を取り込めず呼吸が浅くなるなどの悪影響があります。ピラティスでは、身体の軸となる背骨を意識しながらポーズをとっていきます。続けていくと姿勢が改善され、ピンと張った美しい背筋を手に入れることができるでしょう。姿勢が改善されることで堂々と歩けるようになったり、自信がつくようになります。姿勢の改善や新鮮な空気を十分に体内に取り込むことは、心の健康のためにも重要です。

睡眠の質の向上

ピラティスは胸式呼吸をしながらポーズをとっていきます。横隔膜と外肋間筋を使って呼吸する胸式呼吸では、あまり使わない筋肉が動き内臓や腸を刺激することができます。その働きにより、睡眠を促すメラトニンなどのホルモン分泌が促され、睡眠の質の向上につながります。

集中力の向上による認知機能への影響

ピラティスはポーズと呼吸を同時に意識しながら動くため、集中力が必要なエクササイズです。交感神経が刺激されることで、集中力や学習能力の向上につながります。また、体を動かすことで運動機能にかかわる脳分野が刺激され、脳が活性化します。ベッドで寝たきりなどの脳が活性化されていない状態では、脳機能は低下に向かう一方です。ピラティスで適度に脳を活性化することで、認知機能の低下を防ぐことにつながります。

ピラティスでのメンタル向上と関係するホルモン

ストレスにはホルモンの量が大きくかかわってきます。異常にストレスを感じるときは、セロトニンやエンドルフィンなどの幸せホルモンが減り、コルチゾールなどのストレスホルモンが過剰に分泌されている状態です。ピラティスは、ストレスホルモンを軽減し、幸せホルモンの分泌を促すことができます。やがて、メンタル向上につながるのです。

セロトニン

ピラティスなどで体を動かすと、セロトニンが脳から分泌されます。セロトニンは、脳の興奮を抑え精神を安定させる作用があります。幸福感を感じやすくなる働きがあることから、別名「幸せホルモン」とも呼ばれ、三大幸せホルモンのうちの1つです。メンタルのリラックスや安定させる効果があり、安心感などを感じやすくなります。セロトニンが不足してしまうと、不安やイライラなどのストレスを感じやすくなります。

エンドルフィン

エンドルフィンも、三大幸せホルモンと呼ばれるうちの1つです。ピラティスやトレーニングで心地よさなどの快感を得るとエンドルフィンの分泌が促され、リラックスや幸福感につながります。また、鎮痛作用を持っているという特徴があり、自然な鎮痛剤としても知られています。けがをしたときにエンドルフィンが分泌されれば、痛みが和ぐ効果があるといわれています。

コルチゾール

ピラティスをすると、「コルチゾール」と呼ばれるストレスホルモンが軽減され、心身を健やかに保つことができます。コルチゾールは全身のさまざまな臓器に作用するといわれており、過剰なストレスがかかると脳や身体に悪影響を及ぼすことも考えられます。健康なメンタルのために、コルチゾールの量が正常であることは欠かせないのです。

ピラティスと自律神経の関係

ピラティスには自律神経を整える効果があるといわれています。活発に活動するための働きをする交感神経と、リラックスや安静を促す副交感神経により自律神経のバランスは保たれています。これらは、体の状態や時間帯により優位になる神経が異なります。ピラティスでインナーマッスルを鍛えたり姿勢の改善を行うことで、自律神経のバランスを整えることができます。また胸式呼吸もストレス軽減に効果があるとされており、心の乱れを整えリラックスできます。ピラティスの全身を使ったエクササイズと呼吸法により、自律神経にポジティブな影響をもたらすことができるのです。

ピラティスは、ボディメイクだけでなくメンタル面にもいい効果があります。マインドフルネスのようにストレス軽減や自己肯定感の向上などが見込めるピラティスは、忙しい社会人や主婦の方などにもおすすめのエクササイズです。ピラティスおよびパーソナルジムをお考えの方は、BRESTをご検討ください。

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